2021年8月6日金曜日
8/6 コブハクチョウとコハクチョウ
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20210806
コブハクチョウとコハクチョウ
もうかれこれ20年も付き合う手賀沼のコブハクチョウ達。彼らの生活・行動、縄張りの広さなど自分事のような昨今です。
野鳥撮影のプロ達はコブハクチョウ*①を“輸入種”と決めつけて 誰も野鳥扱いをしない。が、この鳥は1952年に皇室のある人がヨーロッパから持ち帰り皇居の堀に放したのが最初で、お濠から飛び出して野生化、全国に住みついてもう70年も経ち、今は日本中の水辺で生活している立派な野生の鳥です。
そろそろ野鳥と同列の扱いにしても良いのではと個人的に思っています。
*①:コブハクチョウは“家禽”ではなく上記の人為持ち込みが理由で 専門用語上では「その他の外
来種」に分類されるが、駆除が必要な「特定外来生物指定リスト」には入っていません。
372₋1 季節の渡り訓練で飛来のコハクチョウの幼鳥とコブ白鳥家族の交歓会
近くの田圃に毎年渡って来る“コハクチョウ”の群れの幼鳥達(写真;右上の4羽 生まれて一年未満は羽根色で分かる)が手賀沼によく遊び飛来します。そのためか野鳥カメラ屋さんは大喜びでカメラを向ける。が、手賀沼居付きのコブハクチョウには見向きもしない・・・なぜ? 同じ白鳥なのに!
*撮影:2005年2月
372₋2 「見て/みて、 僕ってすごいだろコハクチョウみたい!」「・・・」
コブハクチョウの子供達の中の普通色の幼鳥がそろそろ大人になる頃です。手賀沼に暮らす家族の20年前は普通色*①の子供が多かったが、最近は白色系*①だけが生まれる家族が増え、3年前から 普通色の幼鳥誕生はたった一家族だけになってしまった。
*①普通色:幼鳥1年生の羽色が他種の白鳥と同じ茶色で2年を過ぎる頃から段々と白が増える。
白色系幼鳥;ヨーロッパでは“ポーリッシュ⇒ポーランドで突然生まれた種”と言われ 始めから
白い。しかし手賀沼での20年間の観察では 逐次白色系が勢力を増してきて ほとんどの家族の
幼鳥が白色になって来た。近親婚ペアーが多いためだろうか・・・ *撮影:2008年9月
372₋3「ここはお前達の場所じゃない 帰れ!」
縄張り主のコブハクチョウ(成鳥♂)の領域に入ってしまい追われる初飛来のコハクチョウの幼鳥 *撮影:2005年2月
山ケン
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