2021年8月21日土曜日

8/20 手賀沼にも飛来していた 特定外来生物*⓵“カナダガン”

374 20210820 手賀沼にも飛来していた 特定外来生物*⓵“カナダガン” *政府発表2015年(平成27)12月8日「初めて外来生物の完全防除に成功した報告」      今回は、1998年より環境に関するコンサルタントになった関係から、対象を○○会社と言う組織単独だけでは情報不足になると思い、里山の動植物・風景にも目を向けることが必須と考え、連日近くの手賀沼にカメラをぶら下げて通った頃の写真です。 374-2の2003年頃は、374₋1のCNN(2018/04/25版及び、374-3 4の日経電子版記事(2015/12/08)の存在などつゆ知らず「珍しい迷い鳥飛来!」と喜んでカメラを向けたのを記憶していました。 374-1 カナダガンが人間を襲った;2018年CNNニュース  たかが水鳥と「軽視しては危険」です。 水鳥なのに「日本では特定外来生物*⓵に指定されている鳥なのですから… *①『特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律;制定2004年(平成16年 法律第78号)』に登録された動植物の中の“カナダガン”の事です。 374-2 手賀沼に、今まで見たことも無い“ガン(雁)”飛来 374-3 4 5(手持ちのハンドブックにより)「カナダガン」と判明  どこかで飼育されていて「篭脱け(脱走)・飼育放棄」など不明だが とにかく珍しいので、フォロー開始、連日の監視約1年で手賀沼から姿を消した。この時は特定外来生物などと知らないまま「あーあ、どこかへ行ってしまった」との記憶だった。  【カナダガンに関する環境省発表;2015年(平成27)12月8日】 特定外来生物カナダガンの国内根絶について「お知らせ」 『特定外来生物カナダガンについては、日本国内で定着が確認されていた 個体の防除が完了したのでお知らせです』  ・これまで、我が国に定着した特定外来生物について根絶した事例は一件もなく、本件のカナダガンが 日本で初めての根絶事例です。 【背景】カナダガンによる我が国での生態系等への影響としては、増殖率が高く放置しておくと個体数の増加、生息域の拡大を招き近縁種であるシジュウカラガン(絶滅危惧に近い種)等との交雑といった遺伝的攪乱や農業被害(イネ科植物⇒大好物)が懸念される。 我が国では1985年(昭和60)観賞用に飼育されたカナダガンが 野外に定着し、異種間の交雑も 確認したことから 2010年(平成22)より、カナダガン調査グループを構成・主体となって、地元関係者等と協力しながら防除が進められてきた。防除手法は、成鳥の「捕獲⇒管理飼育」及び「擬卵交換(抱卵中にすきを見て本物タマゴと偽物交換)」による増殖抑制を中心に行った。これらの防除活動により、2014年(平成26)までに71羽、卵150個以上の防除を実施し、国内の根絶が完了した。  最後は、手賀沼に近い 北東5㎞の茨城県牛久沼の2羽だった。 もしかすると、この写真の3羽のどれかかも…複雑な感情だが仕方ありません。 山ケン

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