2015年4月24日金曜日

4/24 街スケッチ

山ケン【山田賢次】です このmailBCCでお送りしています。

写真便り20150424

今週のテーマ;街スケッチ
  
431 柏からの東京望見は障碍物がほとんどなく 天候次第で50㎞程度先でも見ることが出来ます。
・この場所から富士山頂まで約130㎞ スカイツリー⇒23㎞ 代々木NTTドコモ⇒32㎞です。
・入院中今日のような写真日和(空気が澄んだ日)はほんの数日しかなく、撮影できたときには地図とコンパスを頼りに訪れたことがある建造物を探すのが楽しみでした。
・ぼくの“写真バカ”度は、2011年から2013年、“余命んヶ月”と言われ、ガン治療のためガン研東病院に 述べ130日(放射線20回、抗がん剤10日×7回+手術60)入院中も意識してカメラとパソコンをひと時も離さずパチパチやっていました。




    
432  東京スカイツリーはいろいろな場所から撮影しましたがこの写真が一番「絵はがき」的と思っています 如何?
・ 焦点:35㎜換算⇒24㎜ f/8 露出⇒1/320 補正⇒0 ISO-100




433 このデザイン学校ビルは鳥の巣の中のタマゴを想像させるのが面白く、新宿ビル群撮影の中の傑作と思っています!赤いバスは定期運航ですから意識して待っていました。
・焦点:35㎜換算⇒24㎜ f/5.6 露出⇒1/570 補正⇒マイナス0.3 ISO-100





43-4 この路上のシンボルが何を意味しているのか不明ですが、ミッドタウンとの対比が気にいりました。
・焦点:35㎜換算⇒24㎜ f/4.6 露出⇒1/133 補正⇒+0.3 ISO-100





43-5 スカイツリー人気が沸騰している中で つい東京タワーが懐かしくなり撮影行した結果です。
・焦点:35㎜換算⇒約200㎜ f/11 露出⇒1/75 補正⇒0 ISO-100





私事ご容赦下さい;体調は最後の処置から丸2年経過した今は投薬も何もせず良好です。
この写真便りも“頭の体操”としてまだまだ続けるつもりす。お邪魔で申し訳ありませんが では・・・

    山ケン

2015年4月17日金曜日

4/17 手賀沼に住むコブハクチョウ

山ケン【山田賢次】です このmailはBCCでお送りしています。
写真便り20150417号
今週のテーマ;手賀沼に住むコブハクチョウ



42‐1 コブハクチョウたちはペアリング後の巣造りで大忙しです。
そして 40日を超える抱卵を辛抱強く続けるのです。



42‐2 手賀沼コブハクチョウ 観測データ
・手賀沼には1987年(昭和62)どこからか寄留したコブハクチョウの
 ♂♀がつがいになった。
・1990年2月 つがいの♀が事故で死亡。その後新たに寄留していた♀と再
 度つがいになった。
・このペアーが手賀沼のコブハクチョウのルーツとなって ヒナ1羽誕生した。
【引用文献】
『手賀沼におけるコブハクチョウ(Cygnus olor)の繁殖記録1987~1994
【斎藤安行;我孫子市 鳥の博物館調査研究報告4巻:65-6(1995)】』より
山ケンはこの報告に接した後1999年より観察を始め今に続いています。
・白鳥は一度つがいになると、どちらかが死ぬまで再婚(!?)しないと言わ
 れ平均寿命は15年程度で、繁殖活動を続けると文献にあります。



42‐3  4月、5月はメイストーム(春の嵐)の季節。(この写真は2004年)
そして、台風並みに荒れた嵐が通過。
その時期手賀沼は・・・






42-4 稲作の水確保のために下流水門を閉め水位が一番高くなっているのです。
・強い風雨に遭うと“ガマ”“葦”などの茎を組んで造っているコブハクチョウの浮
 き巣はひとたまりもなく水没、流出してしまいます。
*今週4月15日、風速15mを超える南西風が吹き荒れました。
・その日と翌16日のパトロールで巣の現認は10ケ所。
 ♂の挙動から巣がありそうな箇所が4ケ所でした。
・・・この時期営巣数は未だ確定できず、最終確認は5月に入ってからになります。
山ケン

2015年4月10日金曜日

4/10 蘭展

山ケン【山田賢次】です このmailBCCでお送りしています。

写真便り20150410

  今週は 再び蘭展です。
  蘭はあまりにも種類が多く とても名前を覚えられません。
  個人的な印象だけのコメントです。堪忍して下さい。

421 この作品のように展示会などに合わせて
一斉開花させる努力は大変なことでしょう。
    審査員もそのあたりを考慮しているのかもしれませんネ!
    とても並みの人にはできない仕事です。





422 寒蘭の仲間でしょう。
東洋ランはおしとやかで なぜか僕の気持ちを和ませてくれます。
    




423 名前は分かりませんが リップ(内花被片)が蘭の精霊に見えませんか?
思わずシャッターをきりました。



    
42-4 日本人に大変人気があるエビネランです。
    我が家にも20年も前から 写真を撮る気にもなれないほどの
    貧相なエビネランが1本 毎年花をつけ頑張ってくれます。




    
    山ケン

2015年4月3日金曜日

4/3 手賀沼に暮らした文人たち


写真便り20150403

   今週のテーマ:手賀沼に暮らした文人たち

  大正時代 手賀沼湖畔には志賀直哉、武者小路などが
大勢暮らしていて白樺派の拠点となっていたようです。

411 杉村 楚人冠(すぎむら そじんかん)
    新聞人(朝日新聞勤務)生活の傍ら、随筆、俳句などで活躍した文人。
彼は関東大震災で東京を離れ
当時文人たちが多く住む“別荘地我孫子”に邸宅を構え住み
    自分が創刊した“アサヒグラフ”などで広く手賀沼を紹介した。
エッセイ集「湖畔吟」には手賀沼の風物が綿密に描写(41-4)されています。





412 朝、湖面に写りこんだ青空、雲が清々しい一日を予感させます。
    文人たちはこんな景色の中で、創作の意欲燃えていたのかもしれません。

整) 気持ち良い写真 これはいい



413 残照
    志賀直哉は手賀沼湖畔の邸宅であの名作“暗夜行路”の
後半を書き上げた、と記録にあります。

作品の最終章で主人公“謙作”が心の葛藤からのがれようと“大山”に
入山、体の不調を押して頂上を目指す途中で遠くから聞こえてくる
「六根清浄お山は晴天」の声を聴きながら“解脱”していく心境・

これは凡人の勝手な想像ですが・・

整)この写真なかなか 富士山と鳥と いい



    
41-4 僕が手賀沼周辺を生活圏にしてから16年、
手賀沼の自然の姿に接して「湖畔吟」ならず「湖畔フォト」を作りたいと思った
きっかけと感じています。





    山ケン