190
20180209
テーマ;“インスタ映え”する花の写真撮影
二十四節気の「立春」が過ぎて 草花の季節ですが、今年は少し寒すぎますネ!
≪緩和休題 本題へ・・・≫
これから温かくなるにつれて公園などで花の写真撮影する人が増えてきます。
“花とタイトル”の “インスタ映え”をどうするか考えます。
190-1 絹上布 空一杯に 花菖蒲(はなあやめ)
晴天の逆光下で太陽を入れず“明るい空をバックに 絹上布①のような花びらの質感、透明感”を狙いました。
①
絹上布;上質の麻糸で織った軽く薄い織物(上布)に似た さらりとした手触りの薄地の絹織物
*ISO:100 シャッター:1/800 絞り:f/8 露出補正:+0.3
測光:パターン測光(画面の数か所の平均)
注意点;バックが明るいため露出補正を±0にすると面積が広い空が灰色になるために少し明るく(+0.3)しました。
190-2 裏庭で 蕾ほころび 春が来た
庭の鉢物の花は 早咲きの白梅に次いでボケが咲きます。
≪庭は猫一匹程度なので
住んで以来 草木は鉢物にして、必要なとき
「すかさず 山ケンの道楽(写真)スタジオ」に化ける仕掛けです(笑)≫
ボケは花芯が見えるまで開くと花弁のふくよかさがなくなるので開きはじめのとき撮影しました。
*ISO:80 シャッター:1/250 絞り:f/8 露出補正:−0.7
測光:中央重点測光(花弁部分)
露出補正を中央重点にした理由⇒赤色の花の色温度(ちょうど良い色になる明るさ)がかなり低い(暗い)ので、それに露出を合わせると赤色がピンクになってしまいます。
露出補正を適正よりさらにマイナスにして赤色の発色(効果)がピンクにならない配慮です。
(中央重点だと中央部の花弁以外の明るさの影響を受けません)
190-3 白無垢を 八重に纏って 今日の梅
我が娘のような白色の花の撮影は 順光(撮影者の斜め後方から)がベストと言われていますが 白色を白飛び*させないことが最も重要です。
*ISO:100 シャッター:1/1250 絞り:f/3.5 露出補正:−0.7
測光:パターン測光(画面の数か所の平均)
*白飛び対策⇒一般にデジカメ(スマホ含む)は明るい色(白)領域で感度飽和が起こり明るさの諧調が区別できなくなる。これを防ぐため露出補正を適正よりさらにマイナスにします。
190-4 木洩れ日を 待って椿の 晴れ姿
この花の質感重点の露出補正ではあまり神経を使わずに順光でカメラ任せが
普通ですが、直射光を受けた白色部分があり、「周囲をさらに暗く、白を白に
したい」ので マイナス補正で白赤のバランスが良くなります。
*ISO:80 シャッター:1/320 絞り:f/5 露出補正:−0.3
測光;パターン測光(画面の数か所の平均)
山ケン