2019年7月27日土曜日

7/26 隅田川カメラ散歩 14







266
20190726
隅田川カメラ散歩 14
カメラ散歩13の続き

隅田川の“河道変更”が江戸発展の要だった。

266₋1現在の隅田川
家康が江戸入り直後1590(天正18)には 江戸城造りのため石材運搬用に「舟入堀“道三濠(266-2参照)」を開削し、城の北側を流れていた旧平川(現在の日本橋川の前身)につなげ 隅田川を経由して石材運搬を行った。 その後1629(寛永6)隅田川の舟運行確保のため水量の多い荒川を隅田川源流の入間川に付け替える「瀬替え」により 隅田川の河道*①が荒川の本流となって江戸の舟運がさらに栄えた。  
 *水量が安定した隅田川上流域は物流のための水路利用で発展要因になった。
 *①河道⇒自然な地形/築堤などで定まる川の流れの道【流路と同じ】。

266-2隅田川下流域に初めて橋が出来た
 ・・・話を江戸時代に遡ってみる・・・
図1)家康が関東に来た1590(天正18)年頃は城の手前まで“日比谷入り江”が迫り、川の堆積土(砂州)で出来た“江戸前島”の直ぐ先が隅田川と江戸湾。
当時の隅田川の対岸“大川 向こう”は低湿地帯で河川の氾濫、潮の満ち干で水没するような人が住めない海抜零メータ地域だった。
図2)1659(万治2)1661(寛文元年 四代家綱) 大川向こう”の治水運河・下水網もようやく整備され 両国橋が出来たことで、江戸の人口増加のきっかけになった。
 
266₋3 隅田川架橋の完成
1774(安永3)、“大川橋”(現在の吾妻橋)完成。吾妻橋は千住大橋下流 隅田川5番目に出来た江戸時代初めての民営有料橋で 武士以外の人から2(40)徴収したが人の往来は多くなった。
 この橋の架橋により“大川向こう”が著しく発展 江戸人口は1800年頃には百万人を超え世界一の都市になったのです。

266₋4 現在の神田川 川口と総武線鉄橋付近
 東京オリンピック2020に向け水上バスが行き交う隅田川はますます重要な都市インフラに成長しました。
 
山ケン


2019年7月20日土曜日

7/19 隅田川カメラ散歩 13 隅田川は重要な都市型の機能水路







265
20190719
隅田川カメラ散歩 13
隅田川は重要な都市型の機能水路 

江戸発展のため隅田川に初めて橋を架けたのは江戸入府4年後1594(文禄3)年の徳川家康。それから424年を経て2018年(平成30)年、東京オリンピック2020を前に19番目の“築地大橋(265₋1手前の橋)”が出来た。
隅田川は 物流・生活往来・レジャー などを支える“都市型機能水路”として東京の重要な役割を担う河川になっていたのです。

265₋1 2018年 築地大橋開通
 勝鬨橋から東京湾側に19番目の橋が架かった。
遠くに小さく見えるのが勝鬨橋です。

265₋2白髭橋近く
 中上流域では大型船の為の浚渫作業も常時行われ・・・

265-3水上バス
 都市交通事情解決の切り札 水上バス路線も増え、水上タクシーも試験営業始めました(写真:2016年写真便り100-3掲載)

265-4消防艇
 消防艇は万が一の船火災対策のため常時待機・・・

265₋5パトロール
 レジャー船の増加など水上交通の安全維持に忙しく走り回るパトロール艇。

山ケン

2019年7月13日土曜日

7/12 フォトスタジオ“庭”シリーズ Ⅳ






264
20190712
フォトスタジオ“庭”シリーズ Ⅳ

【臨時報告】庭のキジバトが巣立ちました

7月5日263号で「今年(令和元年)は隣のヒノキに営巣し枝が込み入って写真撮影不可。7月3日現在 雛は元気に親から餌をもらっている」と伝えたキジバトの雛が昨日11日の昼 無事巣立って行きました。
 
2641 710
 孵化は6月最終週と想定した雛がだいぶ大きくなり巣からはみ出して漸く撮影出来ました。

264-2 この日 親が餌を与え終えて立ち去る瞬間の画像です。

2643 711
2羽の雛は巣の枝を離れ派手に「羽ばたき」をしていたが、今日一度も親が給餌に来ない1130分、想定よりだいぶ早く申し合わせたように2羽が飛び去って行きました。

山ケン

2019年7月5日金曜日

7/5 フォトスタジオ“庭”シリーズ Ⅲ








263
20190705
フォトスタジオ“庭”シリーズ Ⅲ
庭のアメリカフウ (別名:モミジバフウ)物語

263₋1 庭のマドンナ達
綺麗に飾ったアメリカフウの“マドンナ”たちの勢ぞろいです。
 *逆光に透ける葉を1枚ずつ個別撮影 バックを暗く合成しました。

263-2 卵を抱えているのキジバト
 アメリカフウの幹にできた切り株にキジバトが巣を作りました。
卵を抱いているは今 何を考えているのだろうか?
*文献によると;抱卵は夕方からまでの夜間は雌、昼間は雄が行う
言われていますが「山ケンには区別できません😢 抱卵日数は1516日、孵化後約15日で巣立つ とのこと。
今年(令和元年)は隣のヒノキに営巣し枝が込み入って写真撮影不可です。
7月3日現在 雛は元気に親から餌をもらっています!

263₋3 蝉の誕生
庭の蝉は不思議なことに自分を育ててくれたフウの木には昇らずに隣の背の低いクスノキに登って羽化。どうやらフウの幹は葉のある枝までが高過ぎて時間内に登り切れないためのようです。
 夜中に クスノキの葉に爪をかけ羽化した蝉は しわしわな羽が綺麗に揃った朝 無言で飛びたって行きました。
*油蝉は普通 飛びたつ瞬間に「ジーッ!」と ひと鳴きするのに我が家の
蝉にはそれがありません。なぜ?“鳴かない油蝉”に関してどこにも資料が
無く調査できませんでした。

263₋4 マドンナの舞
 キジバトの家になったり、根回りで蝉を育てたりしたアメリカフウ。
冬が近づくとマドンナ達が煌びやかな衣装になってフィナーレの舞を踊ります。

263₋5 宴の翌朝
 翌朝 マドンナたちは夜の驟雨で最後のテーブルに舞い降りるのです。

山ケン