2015年7月25日土曜日

7/24 庭に訪れる(住みついている)昆虫たち

山ケン【山田賢次】です。このmailBCCでお送りしています。

写真便り20150724

今週のテーマ;庭に訪れる(住みついている)昆虫たち

狭い庭でも注意して見るといろいろな虫たちが訪れ 楽しませてくれます。
庭はズボラなネイチャーカメラマンにぴったりな撮影現場です。









57-1 カワトンボの仲間ハグロトンボ♂が来た

カワトンボ科 ハグロトンボ属(2005年にDNA調査で属が新設された)
・今年627日梅雨最中のサプライズ
この付近には川も 目だった用水路も1㎞以上離れているのに、
ハグロトンボ♂(全長⇒60㎜前後)の飛来です。労せず1枚撮影
カワトンボはゆったりとヒラヒラ飛び、何かに止まってもゆっくり
翅を開いたり閉じたりするので、撮影者には都合がよいトンボです。
・♂♀の区別は尻尾の先端がとがっているのが♂(写真)です。

57-2ツマグロヒョウモン♀飛来

・ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)⇒タテハチョウ 科
ヒョウモンチョウ属に分類されるチョウです。
・♀⇒前翅先端部が黒色 で、斜めの白帯を持つ(写真)のが特徴です。

573コハナバチ

玄関アプローチの砂利道に今年も咲いたキバナタマスダレ
コハナバチ(体長≒6㎜)の仲間がいました。

拡大して文献で調べたところ体形の特徴から個体名は未同定だが
コハナバチ”の仲間のようです。
コバチ(子蜂)類は体長 数㎜から1㎜くらいまで百種以上いるとのことで
なかなか同定は難しいです。

57-4 オンブバッタ (多分)

このオンブバッタは、毎年庭で生まれ小さいときから大きくなるまで住みついている住民です。
なぜか♂を見かけることがなく、庭のどこで繁殖しているのか不明です。
・♂♀の区別は大きさです。♀⇒45㎜位 ♂⇒25㎜程度です。

57-5 ニホンカナヘビ(♀♂ 見分けは分かりません)

ニホンカナヘビ有鱗目 トカゲ亜目 カナヘビ科 は我が庭の定住者です。

毎年春に子供が10匹前後生まれるのですが、写真では雌雄が分かりません。
彼らはほとんどが鳥達の餌食になり 秋には大人(写真)になった2~3匹が残ります。
今年もすでに子供が見えなくなりました。

山ケン

2015年7月17日金曜日

7/17 夏です! 花火を撮ろう


56-1 オープニング
打ち上げ場所に近く距離約250mで撮影 大玉(2尺玉)の撮影を意識して
魚眼(8等角魚眼)使用で画面中心を仰角約30°に三脚固定、

・距離∞ ・ISO100 F5.6 ・補正±0にしておき、
花火の発射音を聞きシャッター(5~10秒)を押しています。
【参考】
等角魚眼⇒カメラを真上にしたとき、写る範囲が水平から180°周囲360°
の全天球となり 画面は真上を中心に丸く写ります。
このため東西南北の方位角度が正確に写るところから“等角魚眼”と言います。
⇒雲量測定など空の観測に便利なレンズです。



56-2356-1と同じ条件で撮影、画面内の花火の大きさに合わせてトリミングしました。


56-4は打ち上げ船から約2.5㎞のビル高層階窓ガラス越しの撮影です。
室内の照明の反射が写らない工夫をして

 ・三脚固定 ・中望遠(70㎜)で ・ISO400 ・絞りF7 ・距離∞にて
花火の発射確認後開花直前を推測しシャッター1秒~3でした。


56-5はサッカー場観客席から背後100m位の距離で打ち上げたものを
 ・中望遠(70㎜)で ・ISO1600 ・手持ち ・距離A ・シャッタ-1/160です。
 狙いは流星のような光芒です。

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山ケン【山田賢次】です。このmailBCCでお送りしています。

写真便り20150717

今週のテーマ; 夏です! 花火を撮ろう

花火の写真は“花火”設定のあるズーム付きデジカメがおすすめです。
それ以外一眼レフなどどれでも下記①②③を参考にセットすれば
撮影できます。

デジカメの“花火設定”は、ソニー,フジの例では
①シャッター2秒・絞り5.6前後 ・感度(ISO)100 
②・距離⇒A又は・ホワイトバランス自動⇒AWB・露出補正±
③フラッシュ強制OFF(他のメーカもほぼ同じです)

となっているので三脚などでカメラを3秒程度じっとしていれば
大体がきれいな写真になります。

撮影に際しては撮影場所と打ち上げ花火の大きさの関係で、
花火が開いたときの画面内の大きさを考えてズームを決めれば、
色々なイメージの撮影ができるでしょう。
「デジカメです、失敗を恐れずパカパカ撮りましょう」

写真が出来ましたら 山ケンに 写真便りの返信で送ってください。
楽しみに待っています。

【参考】カメラの1画面記録のメモリーサイズは
出来れば1番大きいものが良いです。
*トリミングしたとき綺麗にできます。

56-1 オープニング
打ち上げ場所に近く距離約250mで撮影 大玉(2尺玉)の撮影を意識して
魚眼(8等角魚眼)使用で画面中心を仰角約30°に三脚固定、

・距離∞ ・ISO100 F5.6 ・補正±0にしておき、
花火の発射音を聞きシャッター(5~10秒)を押しています。

【参考】
等角魚眼⇒カメラを真上にしたとき、写る範囲が水平から180°周囲360°
の全天球となり 画面は真上を中心に丸く写ります。
このため東西南北の方位角度が正確に写るところから“等角魚眼”と言います。
⇒雲量測定など空の観測に便利なレンズです。

56-2356-1と同じ条件で撮影、画面内の花火の大きさに合わせてトリミングしました。

56-4は打ち上げ船から約2.5㎞のビル高層階窓ガラス越しの撮影です。
室内の照明の反射が写らない工夫をして

 ・三脚固定 ・中望遠(70㎜)で ・ISO400 ・絞りF7 ・距離∞にて
花火の発射確認後開花直前を推測しシャッター1秒~3でした。

56-5はサッカー場観客席から背後100m位の距離で打ち上げたものを
 ・中望遠(70㎜)で ・ISO1600 ・手持ち ・距離A ・シャッタ-1/160です。
 狙いは流星のような光芒です。

山ケン

2015年7月11日土曜日

7/10 “ホットするフォト手賀沼湖畔

山ケン【山田賢次】です。このmailBCCでお送りしています。

写真便り20150710

今週のテーマ;“ホットするフォト手賀沼湖畔”








55-1 日曜日
 春、休日の散歩道です。

552 春色
手賀沼湖畔にも“河津桜”を育てる人がいました!
昨年(2014)に気づき、今年満を持しての満開日撮影です。

553コデマリの散歩道
・コデマリはバラ科 シモツケ属で シモツケ、ユキヤナギの近縁、
花は五弁、散房花序(花が交互に付く)で毬状です。
5枚のガクの中にある蕊(シベ)が目立ち“オオデマリ”と見分けられます。

花言葉⇒「努力の人」だそうです、なぜですかネ!

・“オオデマリ”は名前では姉妹のように思えますが、
こちらは“スイカズラ科 ガマズミ属です。
・花はコデマリに似て毬状ですが、蕊は小さく目立ちません
姿はアジサイによく似ています。

55-4 赤いカヌー
僕の好きな撮影スポットです。
 
山ケン





2015年7月3日金曜日

7/3 白鳥ファミリーの生活

山ケン【山田賢次】です。このmailBCCでお送りしています。

写真便り20150703

今週のテーマ;白鳥ファミリーの生活

手賀沼のコブハクチョウは5月に誕生、10月には飛行訓練、 
しばらく家族で生活を続け 翌年1月~月に父親から追われ独立します。

・下記はある家族の2003年1年間の生活記録からの抜粋です。

54-1 「大きくなったね」

【8月】子供達は8月になると風切羽が生え始めます。
第3子(多分♀)の姿を見る母親がうなずいている目は真剣です。

542 親の真似で育つてゆく

毛繕いは背中にある油分泌腺(親が嘴を入れている場所)から出る油
を羽にこすりつける行為で白鳥にとって一番重要な行為です。

子供達は未だ分泌腺箇所が分からないのにひたすら真似をします。

543仲良し兄弟姉妹

【6月】子供達は大変仲良しです。
生まれて1ケ月も過ぎると少し個性が見えてきます。
眠たそうにしている子(左から2番目)が第4子(末っ子で多分♂)は生まれたときから
行動が一歩遅れ、心配な点が目立ちます。

コブハクチョウの個体特定の唯一の方法は嘴の上部にある鼻穴と眉間部の模様
が手がかりです。⇒544で個体差が判別できるでしょう。

・白鳥はサイレントバードと言われるように、ほとんど鳴き声を出しません。
彼らのコミニュケーションは首と、尻尾の動きで行っています。
首を上、下にうなづくときが行動開始で、尻尾を左右に振るときが
歓び、歓迎の表現です。

54-4 朝の点呼

10月】この頃になると、それぞれ自分の意思での行動が目立つのですが、
朝は必ず全員が親のところに集まり人間とおなじように個々に
首を上下にふって挨拶を交わします。

この後、風の吹き具合が良くなり飛行訓練になりました。

・左手前が母親、並んでいる右手前から第1子、第2子 中央が父親、その隣が
問題の多い第4子、奥が第3子です。
外見では性別は分からないのですが、行動観察での推定では、
第1、4がオス(♂)、 2、3がメス(♀)と思われます。

545 初飛行

1019日】1224分 母親に誘導されて
1子~第3子まで初飛行に成功(写真)直線約100mの飛行でした。

・白鳥は体重が重く、静止状態から飛び上がって飛翔できず、
飛行機のように水上(陸上)を助走してから離陸します。

この日、第4子は足の蹴りが弱く途中で飛行を断念してしまいました。

山ケン