2019年8月30日金曜日

8/30 手賀沼の夏








271
20190830
 
手賀沼の夏

手賀沼はもうすっかり故郷になりました。

271-1 朝の湖畔
 蓮(ハス)は日の出と共に開き始め午後になると閉じるので撮影は朝のうちです。
 *蓮と水蓮の違い;蓮(ハス)花の茎が水面より高く伸びてから咲く葉は
1枚の漏斗状になっていて朝露が溜まると茎の中央から根に伝わる“水管”が
あるので「口に銜えて葉の上に溜まった朝露を飲むことができます」。
 
271-2 午前の池
 水蓮(スイレン)も蓮と開花時間はほぼ同じだが、花は水面すれすれに咲き、葉には写真のように中央から縁まではっきりした切れ込みがあり葉茎に水管は無く朝露などが溜まることは無いのです。

271-3 昼のあぜ道
 向日葵(ヒマワリ) は太陽を追って動くわけではなく 東を向いて咲くのが多いのではないかと感じていて その理由を調べてみました。
*理由⇒ヒマワリは発芽から蕾ができるまでの成長期に限り日光を浴びようとする力(“光屈性”と言う)が働きます。この性質は“オーキシン”と言う物質が茎を日陰になる西側だけ伸びさせ花芽は東を向くそうです。花が咲くとオーキシンはなくなり向きはそのまま東を向いて咲きます。中には発芽時に周囲の葉が朝日を邪魔して 光が昼近くに茎にあたるようになると 主に南向きで開花するとのことです。

271-4 夕日の公園
 夕日に映えるノカンゾウ(野萱草:ユリ科)
ノカンゾウの花は万葉集にも「わすれぐさ」の名で詠まれたロマンチックな植物です。

山ケン

2019年8月25日日曜日

8/23 隅田川カメラ散歩 17







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20190823

隅田川カメラ散歩 17

隅田川は重要な輸送インフラ。そこで働く人達の姿です。
隅田川の上流域は川幅も狭く船上で仕事をする人たちは大変です。

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 隅田川上流には化学工場が多く、原料・燃料など液体の陸路輸送に比べコスト安で 安全な水上輸送が主になり 行き交うタンカーが多い。しかし彼等は狭い水路での往き来に大変苦労していました。

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船員たちはホットして談笑中も狭い航路の監視を続けなければならないのです。

山ケン

2019年8月18日日曜日

8/16 田川に暮らす鳥達


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20190816

 隅田川カメラ散歩 16








隅田川に暮らす鳥達
 隅田川周辺には多くの川・海に暮らす野鳥がいます。特に冬は渡り鳥が多く写真屋は忙しくなります。

269-1 ユリカモメ
 チドリ目カモメ科(冬羽)  羽根を広げると94110
*こんな姿をしているが意外と悪食で なんにでも嘴を出します。

269-2カワウ
 ペリカン目カワウ(非繁殖期の頭は黒い) 羽根を広げると130160
*彼らは羽の撥水性が無く、水中で魚を追った後 岸に上がると必ず羽根を帆のように広げ水切りをしなければなりません。

2693オオセグロカモメ
 チドリ目カモメ科(成鳥冬羽) 羽根を広げると135148㎝の大型
*この界隈一の盗賊生活で カモメ、カワウの捕食物を横取りしてしまいます。

269-4キンクロハジロ♂
 カモ目カモ科  羽根を広げると6773
*カモ科の典型的な生活で、草食が主ですが雑食です。

2695ウミネコ
 チドリ目カモメ科(夏羽)  羽根を広げると126128
*この辺りでは大セグロの次に大きく 素早くカモメの餌を横取りします。
昔は岸近くの小さな島で繁殖したのですが、最近は都会のビル屋上などに営巣、生息数が増えています。
                                                
山ケン

2019年8月10日土曜日

8/9 自転車道を彩る花たち







268
20190809

自転車道を彩る花たち

体力維持”とか言い訳して自転車を走らせながら周囲を見ると いろいろな花を見かけます。そこここで花を見つける度に体力維持を忘れ“写真オタク”になってしまう毎日です。
今日はそんな日のカラフルな花の撮影です。

268₋1 合歓の木(ネムノキ)の花
手賀沼サイクリング・遊歩専用道には大きな合歓の木があります。
6月末~7月 花冠(花かんむり)を付けた姿(頭状花*①)長い淡紅色のおしべが輝くときです。

 *合歓の木;マメ科ネムノキ亜科 高木で高さ10m以上になります。
 *①頭状花;(合歓の木では)長い雄蕊(しべ)が頭に冠(かんむり)を付けたような姿。

268-2 水蓮(スイレン)
 池では日の出から開き始めた真っ白なスイレンの額が眩しく光ります。

268₋3 (ハス)
 午後になると めいっぱい開いたハスの額の中で 鮮やかな黄色の花芯に蜂たちの訪問です。

268-4  紫露草 (ムラサキツユクサ)
 一休みのベンチ横では木漏れ日の草地にムラサキツユクサが気品のある紫色の額を広げていました。

山ケン

2019年8月3日土曜日

8/2 隅田川カメラ散歩 15







267 20190802
隅田川カメラ散歩 15

 隅田川のお花見

2671隅田公園のお花見
隅田川 向島堤の桜並木は 四代家綱が1650(慶安3)年頃 幕府の「隅田川御殿」(墨田区元鐘ヶ淵紡績工場辺り)近くの木母寺(もくぼじ)に植えた桜の苗木100本が基で、八代吉宗がこれを受け継いで“庶民の行楽地造り堤の地固めの為1717年~1726(享保11)墨堤に桜を主に梅、柳、桃150本植えたのが始まりです。
*庶民派の吉宗は向島堤に次いで王子駅前にある「飛鳥山も整備し遊園の
場所とし桜を植えた」と王子権現金輪寺住職が1737(元文2)に碑を建立し
現存している。

 370年経った現在 吾妻橋から桜橋*までの約1㎞に及ぶ桜トンネルが 多くの花見客で賑わい、屋形船からの花見も人気が高く隅田川はお花見ラッシュです。

 *桜橋;墨田川両岸の隅田公園を結ぶ歩行者・自転車専用の橋(1985年完成)

267-2 桜橋から
 歩行者専用橋ですが酒宴のゴザ使用が出来ずに立ち見です。

26734 屋形舟で隅田川のお花見

山ケン