2018年6月8日金曜日

5/25 カメラ散歩 江戸城の櫓(やぐら)







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カメラ散歩 江戸城の櫓(やぐら)

江戸城の富士見櫓は360有余年の歴史を重ねて今も健在(復元だが)です。

205-1 江戸城 現存の二つの櫓
(左から) 富士見櫓・桔梗門・桜田巽櫓(さくらだたつみやぐら)
今も昔と変わらぬ姿を残すこの風景は 江戸城の櫓で現存の二つが同時に見られる絶好の場所です。

 *江戸城最盛期の櫓は内濠・外濠に三重櫓6棟、二重櫓10棟、平櫓4棟、多門櫓26棟の合計46棟も備えた巨大城郭(当時は世界一と言われた)だった。それらの櫓は一度も戦火に見舞われなかったのです。
しかし木造のため 地震による度重なる倒壊火災などで、現存する櫓は内堀の3棟(富士見・伏見・桜田巽)だけになったのです。

205-2 木造三重槽の富士見櫓
明暦の大火(明暦3年:1657)で天守閣、本丸と共に富士見櫓も焼失。
五代将軍家綱によって本丸、富士見櫓を2年後に再建(万治2年:1659)した。
富士見櫓は、どこから見ても同じ形に見えるために、八方正面の櫓とも 呼ばれ、本丸に近いため天守の替わりにも使われた、との事です。

2053 蛤濠から見上げる富士見櫓(南面)
本丸の南端近く、城内一の高台に造られた 高さ16m 延べ面積323.08㎡の富士見櫓は 江戸の街はもとより品川の海まで望見でき 大川(隅田川)の花火見物も楽しめたと伝えられています。

2054 本丸跡から見た富士見櫓(北西面)
櫓は関東大震災(大正12年:1923)で損傷、大正15年耐震化(外壁をモルタルなどに)復旧。
 昭和42(1967)外壁を昔の漆喰造りに復元し直し今に至っています。


山ケン

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