2018年3月16日金曜日

3/9 カメラ散歩  啓蟄の頃 小石川植物園にて









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カメラ散歩  啓蟄の頃 小石川植物園にて

昨年の小石川植物園は大寒1月でした、今回は啓蟄3月の報告です。

194-1 春を写生する人
都心にポッカリ残ったオアシスのような小石川植物園、 昔の千川(今は川は無くなり道になっている)添いの南面傾斜地はもうすっかり春の気配でした。
ここは日本最古の植物園*で近代植物学発祥の地です。
現在の園内には1500種もの樹木が茂っています。
*徳川綱吉が造った“小石川薬園(貞享元年:1684)”から発展

194-2蜜を求めて
メジロは啓蟄で這い出してきた虫を探すより花の蜜のほうが好いようです。
蜜を求めて忙しく飛び回っていました。

1943 植物の精子発見の銀杏
このイチョウの木は 明治29(1896)帝国大学(現東大)の植物学助手だった平瀬作五郎が「裸子植物の*“精子”を世界で初めて発見*」した木で122年経った今も元気に育っています。

  *裸子(らし)植物
裸子植物はシダ類・針葉樹類などの“胞子植物の後に地球上に出現した 種から木/草になる種子(しゅし)植物”の最初のもので“恐竜時代”に栄え、今はイチョウ・ソテツ類・松などが生き残っています。
イチョウは「実を着ける木」と「実が出来ない木があり」完全な“雌雄異株”です。

*この発見は
イチョウの蕊(しべ)が風媒体で受粉した後に形成される形状の変化で
精子”になるものと 「将来成長して実になる“花穂(かすい) *”」に分
かれることの違いを発見した。
   * 稲穂のような形で咲く花のこと:イチョウはこの花が実(ギンナン)
   になる

194-4 日本庭園
植物園の南面低地の泉水地区に造られた静かな日本庭園

1945 広葉樹の広場
河岸段丘の中央部台地には江戸時代からの薬草栽培畑や赤ヒゲ先生で有名な「小石川療養所跡」の井戸や 欅、桜などの広葉樹の広々とした林で、市民の憩いの場所になっています。

*場所は上野公園池之端から大塚駅前行きバスで30分ほど白山二丁目下車徒歩1分です。
どうぞ足を運んでください。

山ケン

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