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今週のテーマ:コブ白鳥のコミュニケーション
「Mute Swan(英名);唖の白鳥」と言われているとおり
コブ白鳥は普段は 声を出しません。
彼らは声に頼らず体でコミュニケーションします。
“尻振り⇒「好意、了解」”“首で頷く⇒命令、指示”、
“羽ばたき⇒次の行動に移るトリガー( きっかけ)”が主なものです。
コブ白鳥の成鳥が声を出すのは
威嚇、警戒のときの“喉なき(息を出すときの喉の低周波振動音)
ひな時代は“ピヨ、ピヨ”から成鳥に近くなるとアヒルに似た低い
129₋1 朝のミーティング (この写真のみ昨年の7月3日号既掲載)
この家族は子供が育って4ケ月目、そろそろ飛行訓練するころです
家族が集まって朝のミーティング中です。
前列で横向きのメス親がこの日 行動の主導権を発揮しているところです。
オス親は既に子供が育ったため別行動(夜のみ別居!)が多く、
朝帰りで 家族と合流後はメス親の指示に従っています。
129₋2 親の真似
誕生5週目、
ひなは親の羽ばたきの“指示行動”を真似て行動するようになって
了解の尻尾を振り、羽ばたき、そして親の後を追いかけて行きます
129₋3 「おはよう」
ペアーが営巣、育児中は、独身ものや 子なしカップルは
営巣場所の縄張りから離れ、集団を作り群で生活します。
朝は相性が合うオス、メスで挨拶を交わし合い行動を共にしている
129₋4 「母さんのやることを確り覚えるんだぞ」
オスが大きく首を振って命令し、メスと子供は尾を小さく左右に振
一人っ子(一羽っ子!) はなかなか親離れしないのですが、
朝帰りのオス親の言うことは絶対です。
オスはこの後再び別行動(ほとんどが自分の縄張りのパトロール)
山ケン
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