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今週のテーマ ;手賀沼の白鳥たち
手賀沼に初めてコブ白鳥が飛来して定着したのが1989年。
我孫子市 鳥の博物館の先輩の観察に刺激されて 山ケンの白鳥生態観察開始が1999年。
ちょうど環境コンサル事業開始(1998年)の翌年でした。
そのころの手賀沼の汚染はひどく「湖沼汚染ワースト1の水質最悪
そこで生活している白鳥の生態が気になり観察を開始したのです。
その翌2000年から国の環境対策事業で利根川から10t/分も
ようやくワースト1から脱出したのです。
今年(2016)で17年間 手賀沼の「コブ白鳥」の生態をフォローし続けています。
111₋1 孵化直後の親子(2003年6月)
この親は一度ペアリングに失敗、二度目の産卵で生まれて間もなく
ヒナ1羽を 母親が食事につれていくところです。
白鳥は抱卵期間が40~45日程度かかり殻の中で産毛が生えそろ
孵化するとすぐに水に入って自力で泳ぎ出します。
ヒナは誕生直後に目の前で動くものを目にすると親と思い込みつい
雛の毛色は灰茶色でした。
111₋2 白色のヒナ
白鳥は同じ親から“灰茶色型”、“白色型”が生まれる可能性があ
手賀沼では年を経るとともに白色型ヒナが多くなっています。
“灰茶色型(白鳥本来の姿)”は極端に少なくなってきて少し心配
111₋3 2016年 手賀沼のコブ白鳥データ
今年のヒナ誕生は11家族で41羽、その中で灰茶色はたった2羽
ヒナはカラスなど天敵(中には人?犬?)に襲われて
今年7月末現在で誕生1週間以内の生死不明が8羽でした。
111₋4 ヒナの毛色
ヒナの毛色が白色に偏ってきた原因は何なのか?
外部との交流が少なく「閉塞地で ルーツ一組から繁殖してきた」ことくらいしか
想像できないのですが、
「近親ペアリング?」、「生活環境が原因?」・・・答えは出ませ
111₋5 無事育っていく子供
誕生から4ケ月、子供は飛ぶ準備で盛んに羽(風切り羽)を鍛えま
10月ころから飛行訓練が本格化します。
そのころから毛色は白くなり始め1年経つと全くの白鳥になるので
山ケン
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