2015年11月6日金曜日

11/6 手賀沼白鳥家族の一年 チビの記録 より 「別れ」

山ケン【山田賢次】です。このmailBCCでお送りしています。

 今日の写真は写真便り20151002(67)号の続きです。次回は20151211(77)号予定です。
平成15(2013)年初から1年間“ある白鳥家族の1年間の観察記録 フォト日記
【手賀沼に暮らす白鳥「僕だって飛びたい」】からの抜粋”です。


写真便り20151106(72)

今週のテーマ;手賀沼白鳥家族の一年 チビの記録 より 「別れ」









手賀沼に棲む白鳥(コブハクチョウ)の一年は

【1月】正月過ぎに前年生まれの子供を縄張りから追い出し、約1ヶ月は
2羽で仲良く自由にすごす。

【2月~3月】春になると営巣場所を探しはじめるがほとんど前年の
営巣場所と同じ場所を選ぶ。

今年新たにカップルになったペアーは既存のペアーの縄張りを避け
巣をつくる(白鳥は餌になる植物をほとんど縄張りの中で探すため)
場所探しに苦労する。

・ペアリングは3月末でメス親が40日強の抱卵.(白鳥のひなは卵の中で
十分な毛が生えるのを待つので平均4045日)

【5月~】5月に孵化、ヒナは孵化後すぐ巣を離れ親に誘導され餌場に泳いで行く。

*面白い習性⇒ヒナは生まれて初めに見た「動くもの」を親と認識、
巣の留守番中のオス親のとき生まれたヒナはしばらくはオス親の後を追うが、
少し成長すると餌の場所への移動などの行動でメス親を認識するようになる。

・生まれたヒナは水辺の植物の新芽を自分で食べて成長
(親が餌を与えることは出来ない、せいぜい岸の高い所の草の葉をちぎって
ヒナの前に落とすだけ)

・オス親はもっぱら縄張り周辺警護が主務。

10月~】9月~10月には飛行できる状態になる。
・子供は11月ころから一人立ち、オス親から縄張りを追われるようになる。
 
山ケン 

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