2021年9月4日土曜日

9/3 手賀沼の雑草   その2

376 20210903  手賀沼の雑草   その2 8月に373号にて紹介した雑草は「悪者雑草」でした。 今回は「食べられる雑草」の話しです。 376₋1 2  荒地に咲く菊の花  手賀沼畔の雑草地に、夏の終わり頃からきれいな「菊」の群落が出現する。 この花の名前は「キクイモ(菊芋)」。 原産地は、北アメリカ北部から北東部、食用になることから全世界に分布。 日本では1850年台(ペリー提督らが浦賀に来航した頃)に「豚芋」と言って家畜の飼料用に伝来し全国に拡散した。 第二次大戦中 特に加工食品(又は直接食用)として栽培したものが野生化したのです。 376-3 根茎部  食用は花ではなく、サツマイモなどと同じ塊茎(こんけい⇒肥大した根の部分)だが、普通の芋類と異なり、デンプンをほとんど含まず、生の菊芋の13~⒛%が「多糖類イヌリンを多く含む植物繊維」。  イヌリンは、オリゴ糖の一種キクイモオリゴ糖(イヌロオリゴ糖)となり、果糖の原料にもなることから「健康食品として顆粒やお茶に加工され市販されている」。 岐阜県の恵那市岩村町では、菊芋の味噌漬けや粕漬けを名物として販売中。 長野県下伊那郡 泰阜村(やすおか村)、熊本県菊池市などでは、キクイモを用いた地域振興を進めているようです。 山ケン

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