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20210305
【江戸城新シリーズ7】
江戸城本丸ってどんな所 その1
映画、テレビなどに出て来る江戸城は現物が無いためなかなか全体像を想像するのに苦労します。何とかならないものかと、データ文献類の調査中
幸いなことに何とか画像化出来そうなものがありました。その一つが「寛永度江戸城絵図(“1639年の火災翌年寛永17年再建に使用した図面”を研究者が精密復元作成しCG化もの)」、二つ目が江戸東京博物館常設 及び特設展示された幕末直前の復元模型「江戸城本丸」でした。
*今回はこの2資料と山ケンストック写真を基に視覚化してみました。
350₋1 本丸火災の回数
江戸城は徳川家康が入城した1590年から明治新政府軍入城1868年まで277年間で何回火災に遭ったのか調べると、本丸だけで5回も焼失したのです。
350-2 本丸の広さ
江戸城内郭には、本丸をはじめ二の丸、三の丸、西の丸など多くの建造物が有りますが、その中の本丸自体の広さを推定しました。
幸い石垣、濠などは殆ど残っているので航空写真との比較で広さが推測できたのです。
350₋3 江戸東京博物館常設模型 「西からの鳥瞰写真」
本丸は南北に長いため西からの鳥瞰がいろいろな建造物の配置が分かりやすいので使用しました。
350-4 本丸南からの鳥瞰写真
本丸全体を囲うように造られていた「櫓や多聞・曲輪(高い塀)」を省略したため御殿の各部屋の場所が良く分かります。
「勝海舟が篤姫に面会したのはどこの入り口を入ったの?…」「松の廊下は」など映画や、テレビのドラマのシーンを思い出す興味が湧いてきませんか?
*内部画像は次週の写真便り351【江戸城新シリーズ8】をお待ちください。
山ケン
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