2020年8月8日土曜日

8/7 「お寺さんは今どうしている?」




 


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 「お寺さんは今どうしている?

           【前回の神社報告に続き仏教寺院編です】

口減少 老人化が進む日本、“お寺さん”はどうしているのだろうか。国の統計では仏教寺院数 77,256(2016)信者数は8,770万人を超えています。

そのほとんどの実態は 統計上の信者数とは関わりなく「自覚が無いまま 生活様式や季節の行事して生活している」のでは・・・

近くの神社の宮司さんも「最近引っ越して来た人達は“氏子檀家”も全く意識なく住んでいますね」と、ため息混じりで言っていました。

 

3201 柏のお寺さん

東京のベッドタウン柏市にも59(2019)ものお寺さんがあります。

このお寺さんは家から1km程の住宅地、創建1639(家光の時代)の寺院です。

ここの歴代住職は大変な教育熱心で、江戸時代の「寺子屋」を明治になって即刻「学校」に。現在も小学生への法話用に「“四天王代わりの怪獣の像」を置いたりして頑張っています。 経営もしっかりしている様子でした。

 

320-2 福島南会津の小さなお寺さん

 この写真のお寺さんは檀家約240人、奥さんとの自給自足で頑張っています。実は山ケンの実家も高崎でこのお寺さんと同じ宗派だったことから「ひょんな機会で知り合い」昨年から準檀家的な付き合いをはじめ、たまたま令和元年度の会計決算書を見せていただきました。

一般会計決算の収入は檀家からの1300.8K\だけで、支出は本山割180K\、除雪植木剪定等“環境整備450K\、“各種保険260K\などで全て消えていました。大きな費用は、檀家の了解と浄財の拠出を願いその都度の特別会計です。

 

320-3 特別会計の使い道

 昨年度は境内の仏堂(子安観音、日除け観音、延命地蔵)屋根改修415.8K\参道拡幅245.6K\ 総本山“長谷寺”修復分担24.5K\を檀家協力で行った。

 

320-4 檀家共同納骨供養塔 

 この塔も特別会計で“檀家共同納骨供養塔”として2年ほど前に建てた。

これが山間部の小さなお寺さんの実情でした

 

山ケン

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