296
20200221
記録と記憶
先輩に誘われ奥秩父金峰山*①へ登山してきた。62年前の1958年(昭和33年)正月元旦のことです。それまで冬山は近くの谷川岳周辺のみで
その日が初めて自分の「縄張り」を飛びだした遠征だったのです。
今週の写真は全て写真と言う記録により“手がかり”や“誘導”された記憶メモです。
【今回はそんな記憶を呼び起こすために保存しているアナログ写真アルバムからのデジタル
コピーを使いました。】
*①:山梨/長野県にまたがる金峰山(標高2,599m)の山頂にある五丈岩は遠くからでも見える
名山。周囲360度の視界に富士山をはじめ
八ヶ岳、南アルプスなどが望見できます。
296₋1 金山有井館にて
金峰の頂上まで数キロの山小屋(金山有井館は現在もあります)での一泊は少し興奮気味だったが、先輩が何か書きことをしている姿から「万年ベレー帽の明るい笑顔の“T”さん」の記憶が蘇えりました。彼には大変世話になりました。
296-2、3 1958年元旦の金峰山頂
山頂の五丈岩を見たときは何故かすごく感動したはずですがやはり瞬間の記憶は定かでなく、帰宅後の現像フイルムからの“ベタ焼き*②”を見たときの喜びが思い出され、寒さを忘れルーペを見つめていました。
*②;写真フイルムを拡大などせずにそのまま印画紙に焼き付けたもの。
296-4 初見参の富士山
この時まで富士山を見たことが無かった山ケン撮影の初めての富士山です。
富士山は今でも機会があれば必ず撮影する尊敬の山です。
「皆さんもデジカメ/スマホなどで古いアルバムを撮り直して見るといいですネ。記録から新鮮な記憶が蘇えってくるでしょう。」
山ケン
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