2017年8月27日日曜日

8/25 神田川スケッチ 柳橋“船宿小松屋”







今週のテーマ;神田川スケッチ 柳橋“船宿小松屋”

 神田川は三鷹市の井の頭池に源を発し、途中善福寺川、妙正寺川と合流、
杉並、中野、新宿、千代田区を通って両国橋脇で隅田川に合流する
流路延長24.6km、流域面積105.0km2、東京都内を流れる一番大きな川です。

神田川に架かっている橋は三鷹市の水門橋から隅田川に流入するまで約139の橋があ
るそうです。
その139番目の柳橋に昭和の記憶を探してきました。

166-1 柳橋脇の船宿

関東大震災で被災した柳橋が昭和4年に鉄の橋になったそのすぐ脇に「船宿小松屋」
がありました。

昭和5年、二代目が「屋根船(屋根の取り外しができる船)」を造
屋根の四隅に小さな高張提灯を掲げて、
柳橋界隈の半玉さんや芸者衆を乗せ隅田川の舟遊びで栄えたそうです。

166-2 柳橋

江戸時代、ここの界隈は料亭・置屋・茶店など 情緒豊かな“川端の花街”で
街の橋を“柳橋”と言ったのは自然だったのでしょう。

そういえば昔から各地の繁華街や花街に“柳”の付く“川や橋”の名前が多いことに
気付きました!

今は全くそれらしい場所には見えません。

166-3 現在の柳橋
 *隅田川の定期船から柳橋を撮影

船宿小松屋は現在も橋の袂に赤塗りの屋根船で営業していました。

166-4 老舗 船宿小松屋

高張提灯は今風に変わって屋根船の四隅に掲げられていました。

166-5 柳橋から隅田川

今は 四代目が「ハゼ釣り、天ぷら宴会、納涼、花火見物などいつでも出船できま
す」と
屋根船を隅田川に向けて待機していました。

定期船が両国橋下を通って浅草に向かっていました。

山ケン

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