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今週のテーマ;喜寿を待つパラグライダー男
冬の船橋海浜公園三番瀬で元気なおじさんに出会った
彼は一人でパラグライダーを車から運んできた
海鳥撮影に来たのに いつの間にかおじさんと一緒に海岸に向かっていた・・・
139₋1 いざ、空へ
亀井亨(76歳)さんはもくもくと飛行準備をしていた
彼は定年の時パラグライダーで空を楽しむことが夢だったそうだ
それから10年、単独で学び、一つ一つ関門を通過・・・
エンジンの調子良好!
139₋2 飛んだ
風上に向かって10メートルほど走って
「行ってきまーす」と大声をあげ
大潮の干潟に軽快なエンジン音を残して上空へ舞い上がった
139₋3 夢の中
空は青く太陽は眩しかった
彼にとって その空は十数年持ち続けた夢の世界なのかも・・・
喜寿の祝いは「空で」と話してくれた
139₋4 飛行を終え
ライダー姿の亨さんを見て中年の夫婦が話かけて来た
彼女は連れに向かって「あなた、もう定年なんだからこんな趣味に
男「そうだなー」としきりにエンジンのメカを眺めていた
亨さん「飛べますよ」と いろいろなことを 堰を切ったように話し出した・・・
海岸はいつの間にか上げ潮になっていた
鳥撮影は次の大潮まで待つことになった。
後日この4枚の写真を亨さんに送って大変喜ばれました。
山ケン
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