309
20200522
東京は縄文期以前から武蔵野台地を流れていた川が創った河岸段丘の“山の手”と “標高ゼロの下町(写真便り307で紹介)”で出来ています。
今回は“山の手”です。
309₋1地形図から見た東京
“JR山手線(昔は山の手線と言っていた)”で囲まれた街の地形図です。
緑色は昔 川の流れの浸食で低くなった土地(河岸段丘の低地)、茶色は丘陵地がそのまま残っていた台地で「坂だらけの街」が山の手なのです。
この図の中に919ヶ所もの坂があり そのほとんどが江戸時代の人が付けた名前が残り
当時の人たちの“気持ち”が読める楽しい名前ばかりです。
*皆さんが興味を持った“区名”をお教えいただければ「坂の名前を調べて返信」します・・・
どうぞ。
309-2 幽霊坂
お茶の水駅の周辺“駿河台”に“幽霊坂”なんて怖い名前がありました。場所は旧日立本社の裏 有名な蕎麦屋がある淡路町に下る坂道で「江戸時代には
木々が茂り昼間でも薄暗い坂」だったことで付けられたそうです。この辺りの通りは殆どが 名前が付けられていて昔が偲ばれる散歩が楽しくなる街です。
309-3 七面坂
“上野のお山”の周囲は寛永寺など寺の密集地で お寺さんに関係する坂名が多く、この坂は日蓮宗延命院の守護神
“七面天女”に詣でる道だったのでつけられたそうです。
309-4夕焼けだんだん
日暮里駅近く 最近有名になった“谷中銀座”への段々坂、以前 富士山に沈む夕日・夕焼けが美しかった為に付けられたのだとか。
等々、街中に919ヶ所もある坂道を散歩する人たちが増えています。
*山ケンは 「“貸 電動自転車”ですから坂道は平気々々(笑)」
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