2018年4月22日日曜日

4/13カメラ散歩 八代将軍吉宗 肝いりの飛鳥山の桜






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20180413 

カメラ散歩 八代将軍吉宗 肝いりの飛鳥山の桜

東京に数多くある桜の名所の中でも江戸時代からの王子飛鳥山が一番庶民的ではないかと思っています。
何と言っても(吉宗の時代)280年前から続く江戸庶民のお花見名所なのですから…

一方「花の雲 鐘は上野か浅草か(芭蕉)」で有名な上野は、寛永年間(162444)から開けた由緒ある花の名所ですが、山の管理元寛永寺に将軍家の霊廟ができ 江戸で最も神聖な地として「山同心」が常時見張り、花の枝一本折っても御用となる時代で、江戸の庶民には近づきがたい場所だったようです。

199-1 吉宗が創った飛鳥山
元文2年(1737)建立の碑が今も残っています。
飛鳥山は明治6年、太政官布達によって、日本最初の公園に指定されました。

*因みに上野の花見を語った落語「長屋の花見」は明治になって創作*された
もので山同心などいなくなった時代設定です。
 *天才落語家 三代目蝶花楼馬楽が演じて、弟弟子の四代目柳や小さんが受
  け継ぎ、今は小三治の得意な出し物です。

199-2 家族連れのお花見場
吉宗が享保の改革の施策のひとつとして江戸っ子たちの行楽の地とするため、飛鳥山を桜の名所にしてから、今はヤマザクラ、ソメイヨシノなど約600本が園内に植え継がれ、旅行者・サラリーマンで賑わう上野公園のお花見と違って家族連れが中心の和やかなお花見風景です。

199-3 飛鳥山の標高は25.4m*
お江戸一低い飛鳥山は王子駅のすぐ近くです。
 *今まで愛宕山が25.7mで東京では一番低い山となっていたが、飛鳥山
  に測量水準点を設置した2009年以降は地図データの上では一番低くなり
  ました。

199-4 駅から1分 バリアフリーのお山です
あすかパークレール(写真左手前)”は、高齢者、障害者や小さなお子様連れなど誰もが飛鳥山を楽しめるために、飛鳥山公園入り口から山頂間に設置した無料のモノレールです。
自転車を下に置いての山登り()で 慢性変形性膝痛持ちも大助かりしました。

山ケン

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