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20171229
今年最後の写真便りです。
来年も毎週金曜日配信です
よろしくお願い致します。
カメラ散歩 千三百九十歳になった浅草観音ご本尊を守るお堂
東京都内最古の“浅草観音”の本尊は 飛鳥時代【推古天皇36年(628)】 江戸浦(今の隅田川)で漁撈中の網にかかった小さな観音像です。
*後になって聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)と分かった。
184-1 浅草寺
観音像を収めるため大化元年(857)に勝海上人(しょうかいしょうにん)が観音堂を創建。
以来度々の火災(平安時代~室町時代6回)にあい 江戸時代になって7回、8回と続き 二度とも徳川家光が再建【慶安2年(1649)】した。
その後 浅草寺一角は江戸の象徴的存在になりさらに栄えたようです。
184-2夕陽に映える本堂の横顔
家光の再建から300年後、昭和20年(1945)東京大空襲で9回目の焼失。
戦後の苦しい時代が過ぎた昭和33年(1958)再建10回目の本堂がこの写真です。
184-3 宝蔵門と五重塔
宝蔵門も東京大空襲で焼けた後、昭和39年(1964)篤志家の寄贈で建立、経典など寺宝を収めたため 名を仁王門から宝蔵門に改めた。
五重塔も同じく大空襲で焼失、昭和48年(1973)鉄筋コンクリート造アルミ合金瓦葺きで高さ48mの清々しい塔になりました。
184-4浅草寺境内の二尊仏
江戸では珍しい「濡れ仏」と慕われていた金銅座像、貞享四年(1687)造立の江戸時代初期の傑作です。
184-5 五重塔法輪
この五重塔法輪の直下、最上階にはスリランカ国の寺院より招来された仏舎利が収められています。
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